家庭用溶接機の選び方

Q:一般家庭で、バイクや車のマフラーなどのパーツを自作するのに使える溶接機はどんなものがありますか?


A:肉厚が薄く小さい材料を扱い、そんなに連続して長時間使わないのでしたら、100Vでよいと思います。

200Vですと電気の契約の変更をしなくてはいけませんし電気料金も上がります。

100Vの溶接機でも短時間なら3.2mmの溶接棒が使えるものもあります。使い勝手でいえば2.6mmくらいがよいでしょう。また溶接棒は100Vに適したものにしましょう。

仕事に使うのであれば200Vが必要ですが、趣味の範囲なら100Vでじゅうぶんです。

溶接関係の仕事一覧

Q:溶接関係の仕事にはどのようなものがありますか?


A:ボイラー溶接士 
ガス溶接作業主任者 
ガス溶接技能者 
PC工法溶接管理技術者 
PC工法溶接技能者 
溶接管理技術者 
溶接作業指導者 
アルミニウム溶接技術検定 
ステンレス鋼溶接技能者 
石油工業関係溶接士 
手溶接技能者 
冷凍機器溶接士 
プラスチック溶接技能者 
基礎杭溶接技能者 
半自動溶接技能者 
アルミニウム合金構造物の溶接施行管理技術者 
手動ガス圧接技量資格検定

なおガス溶接技能者・ガス溶接作業主任者・普通ボイラー溶接士は国家資格です。


溶接の資格を取るには?

Q:溶接の資格を取るには?




A:基本的にはガス溶接とアーク溶接があれば問題ないでしょう。

ガス溶接には、労働局長登録教習機関で技能講習を受講して「ガス溶接技能講習修了証」が必要です。

ガス溶接技能講習規定に、学科8時間、実技5時間の講習と、修了試験を行うように定められています。

アーク溶接は、特別教育を受けていなければなりません。

安全衛生特別教育規定に、学科11時間以上、実技10時間以上の教育を行うように定められています。

特別教育は、本来は社内で行うものですが、外部の教習機関でも行われています。

資格を持っていなくても仕事はできますが、今は安全管理が厳しいので工場大きな現場では持っていないと作業できないところもあります。

アルゴン溶接

アルゴン溶接【あるごんようせつ】とは?


シールドガスに不活性ガスであるアルゴンを使用するミグ溶接

鉄骨工事ではほとんど使われることはありません。


ミグ溶接

ミグ溶接とは?


炭酸ガスアーク溶接と同じガスシールドアーク溶接法であるが、ガスには不活性ガスであるアルゴンやヘリウムが使用される。

鉄骨工事ではほとんど使われることはありません。


炭酸ガスアーク溶接

炭酸ガスアーク溶接(CO2半自動溶接)とは?


鉄骨では最も一般的な溶接。

大気のシールドを被覆の代わりに活性ガスを用いて行うガスシールドアーク溶接法(マグ溶接)で、ガスには炭酸ガスまたは混合ガスを用いる。

この技法は安価で、深い溶込みが得られるため多用されていて、混合ガスの使用によってビード外観が改善される。

混合ガスでは表面に生成されるスラグの量が軽減されるため、ロボット溶接に利用されることが多い。


エレクトロスラグ溶接

エレクトロスラグ溶接とは?


ボックス柱の内ダイアフラムの溶接に使用されている溶接法。

立向溶接継手を鋼当て金または水冷当て金で囲み、このなかでアーク熱によってフラックスを溶かしてスラグを生成させ、溶融スラグ中を流れる抵抗熱を利用してワイヤおよび母材を溶かす自動溶接。


消耗ノズル式(CES)
鋼製のパイプに被覆剤を塗布したもの。

非消耗ノズル式(SES)
水冷構造ステンレスパイプまたは銅製パイプからなるもの。
CESよりも主流。


サブマージアーク溶接

サブマージアーク溶接(自動溶接、ユニオン)とは?


溶接線の前方に散布されている粒状のフラックス中にワイヤを自動的に送り込み、ワイヤ先端と母材間にアーク熱を発生させて行う溶接法。

被覆アーク溶接の心線と被覆剤が分離されて使用される。

また、アーク現象は外から見えないが、ビード外観は優れている。

長尺のBH鋼製作やボックス柱の角継手などに使用される。


被覆アーク溶接

被覆アーク溶接とは?


被覆アーク溶接棒の中心にある、軟鋼からできた心線を、被覆剤を塗装した被覆アーク溶接棒と母材との間に交流電圧をかけ、アーク熱によって母材と融合・凝固すると溶接金属となる。

被覆剤により発生するガスによって溶接部と大気を遮断するだけでなく、合金成分の添加による良好な特性が得られる。

イルミナイト系や低酸素系が一般的。


スタッド溶接

スタッド溶接とは?


ボルトの先端と母材間にアークを発生させて圧着する溶接方法。

直流電流とスタッドガンで構成されている。

施工はスタッド溶接協会による技術検定資格を有した者が行う。

溶接姿勢や溶接環境によっては溶接条件が変化することがあり、横向姿勢による施工、デッキプレート上からの施工などの場合には溶接施工前に品質の確認が必要である。


アーク溶接

アーク溶接とは?


母材と電極または二つの電極間に発生するアークの熱を利用して行う溶接方法。

鉄骨製作で使用される溶接のほとんどがアーク溶接である。

アーク熱の中心は、5000〜6000℃とされる熱源。



溶接技術者

溶接技術者【ようせつぎじゅつしゃ】とは?


溶接施工に関わる管理技術者のこと。

溶接施工管理技術者ともいう。

(社)日本溶接協会WESで認定された溶接技術者が一般的。

溶接技術者の認定種別には、特別級・1級・2級の三つがあり、その業務に差異はあるが、490N級の鋼材を使用した鉄骨造ではWES2級で十分である。


スパッタ

スパッタとは?


溶接作業中に、溶接棒や溶接ワイヤから溶接ビード表面上や溶接近傍の母材周辺部に飛び散った溶融金属の粒。

スパッタの発生を抑えるためには、マグ溶接のノズルにスパッタ防止材を付けて溶接したり、スパッタ防止剤を溶接近傍の母材に塗布する。


スラグ

スラグとは?


溶接前の溶接棒の被膜覆材やフラックスが溶接後にビード表面を被覆している非金属物質。

スラグは溶接金属内を清浄化するために使用され、溶接後のビード表面を覆って、大気とのシールドを保持する役目がある。


予熱/溶接用語

予熱【よねつ】とは?


割れの発生や硬化などを防止するため、溶接前に溶接周辺部を一定の温度範囲に加熱・保持しておく処置のこと。

鋼材は強度が高いほど合金成分が多く、予熱温度が熱いほど急冷されやすいため硬化し、割れやすくなる。

490N級の鋼材で板厚が50o以下であれば予熱は不要だが、気温が0℃以下の場合は36℃以上に加熱して行う。

食違い

食違い【くいちがい】とは?


突合せ継手において、相互の部材が断面内に納まらない状態。

食違いによって偏心や応力集中を起こすだけでなく、ずれ量がそのままのど厚の低下を招く。


エンドタブ

エンドタブとは?


溶接時に生じやすい溶接欠陥を避けるために溶接端部に取り付ける材料。

従来は鋼製のもの多かったが、セラミック製(セラミックタブ)などもある。

鋼製のものは溶接終了時には切断して滑らかに仕上げる。

ブローホール

ブローホールとは?


溶接欠陥の一つで、溶接金属内部水素・炭酸ガスなどが凝固して生じた空洞。

気孔ともいい、数o程度の球状欠陥となる。

1o以下の大きさのものをピンホールといい、溶接内部に発生する欠陥の50%程度を占める。

ピットは、ブローホールが溶接表面に開口して現れた欠陥のこと。


裏当て金

裏当て金【うらあてがね】とは?


溶接の裏側に溶融金属が抜け落ちるのを防ぐ鋼材。

鉄骨の溶接では柱梁接合部であるT継手や十字継手、角継手などに多く用いられる。

マグ溶接の場合、密着しすぎるとブローホールを誘発する。


アンダーカット

アンダーカットとは?


溶接において、溶着金属の谷部に沿って母材が溶けて溶接方向に生じた溝状の表面欠陥。

アンダーカットは溶接によって少なからず発生する溶接欠陥だが、すべてが有害なわけではない。


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